有限会社智宏建設|引き際の決め手は妻の一言。信頼したコンサルタントに託した会社の未来

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有限会社 智宏建設

創業者   鈴木 武一郎 氏、鈴木 一枝 氏(取締役)

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本件担当コンサルタント

企業情報第三部

山鹿 祐綺

企業情報第三部

山鹿 祐綺

譲渡企業
  • 有限会社 智宏建設
  • 有限会社智宏建設は埼玉県川越市に本社を構える解体工事業の会社。1996年に鈴木武一郎氏が創業し、大手ハウスメーカーと強固な関係を築くなど、安定した業績を誇ってきた。2025年11月に神奈川県川崎市に本社を置く、株式会社由貴工務店との資本業務提携を選択。
譲受企業
  • 株式会社 由貴工務店
  • 株式会社由貴工務店は1998年に創業し、神奈川県川崎市に本社を構える建築専門工事業の会社。代表取締役は小林晃一氏。建築領域において川上から川下まで網羅することを見据えており、2025年11月に埼玉県川越市に本社を置く有限会社智宏工務店と資本提携を結ぶ。

作業員の安全性を最優先に考えながら、仕事は簡単に断らない

有限会社智宏建設の事業内容や従業員数について教えてください。

鈴木 様:智宏建設は埼玉県川越市に本社を置く解体工事業の会社で、今年で29年目になりました。従業員というより個人親方になりますが、現場に出ている人数でいうと13人ですね。ちなみに、当社は埼玉県にありますが、大手ハウスメーカーさんが得意先となりますので、稀に埼玉県内で仕事が入るものの、現場の99%は東京都内となります。

御社の特徴、得意先からリピートされる理由についてもお聞かせください。

鈴木 様:当社の特徴は、”仕事を簡単には断らない”ところにあると思います。弊社も含め解体業社は常に現場の作業員数が足りているわけではないので、取引先の営業担当者様から当社に連絡をいただいたとしても、抱えている解体現場の状況次第では事務員経由で一度お断りすることもあります。しかし、お断りした後も、社長の私に営業担当者様から直接電話がかかってくる事があります。こうなると、断れなくなってしまうのが私の性ですね。社長の私に直接連絡がくるということは、本当に人手が足りずに困っている証ですので、各所をギリギリまで調整して断らないようにしてきました。当社がリピートいただく機会が多いのは、このような形で取引先との信頼関係を築いてきたからだと思います。

また、作業員の安全性を最優先に考えている体制も特徴の一つです。見積もった工期からの短縮を依頼される時もありますが、そのような依頼に関しては作業員の安全性を最優先に考えて全てお断りしています。作業員に負担を掛ければ工期を短縮できる可能性もあるかもしれませんが、解体業は大きな危険が伴いますので、作業人員を無理に減らして他の現場に回すことはしません。勿論、いただいた依頼には感謝の気持ちを持ってなるべく受けるように調整するものの、現場作業員の安全性を考えたら工期が厳しい依頼に対して「やります」とは簡単に言えません。

創業以前、鈴木社長のキャリアは解体業がメインだったのですか。

鈴木 様:実は解体業は独立する少し前に経験しただけで、若い頃は解体業を中心としたキャリアというわけではありませんでした。私は山形県の出身なのですが、東京に出てきてからはサラリーマンとして、金融関係、産業廃棄物処理なども幅広く経験しています。

色々と経験するなかで、唯一「もうやりたくない」と辛く感じたのが、この解体業です。昔は力仕事のなかでも大変な分野でしたので、可能であればやりたくありませんでした。しかし、知人から解体の管理をしてほしいと依頼があり、「作業員も揃っているから」ということで受けました。不思議な縁ですが、それがこの会社の始まりですね。

M&Aをするつもりは一切なく、廃業を中心に考えていた

事業承継や会社の今後について、どのようなプランをお持ちでしたか。

鈴木 様:まず、今後について考えたきっかけというのは、妻の一言でした。妻から「これまで頑張ってきたのだから、そろそろ引退してもいいのでは」と提案があったので、この1、2年で会社を畳もうと動き始めたのです。後継者もいなかったので、自分の代でこの会社は終わらせるつもりでした。

そんな時に、知人から「今後、会社はどうするの?」と聞かれ、「従業員にも後継者はいないので、ここ1、2年で会社は終わらせるつもりです」と答えたら、その知人の会社が新しい部門として当社を譲り受けたいという話をくれました。ただ、私自身も5年間残るという話になったので、それだと難しいと破談になったのです。5年も残るのであれば、自分で今の会社を継続する方がメリットを感じたのも事実です。そのような経緯もあり、やはり会社を畳もうと決意しました。

M&Aを考えられたきっかけについて、教えてください。

鈴木 様:正直にお伝えすると、M&Aを考えるつもりは一切ありませんでした。M&A仲介会社からはたくさんの手紙が届いていましたが、あまりにも数が多いので開封することも困難でした。しかし、たまたま取った山鹿さんからの電話は丁寧で関心を持てたので、とりあえず、会ってみることにしたのです。

結論から言うのであれば、山鹿さん(弊社担当コンサルタント)の「M&Aが当社にとって一番良い」という言葉を信じました。私は会社を畳んで構わないと思っていましたが、山鹿さんと出会い、食事を何度も共にして、仕事ではなくプライベートで関わりを持つようになりました。彼の誠実さを感じ、M&Aコンサルタントとしてだけではなく、ひとりの人間として信頼したからこそ、山鹿さんが勧めてくれたM&Aを決断しました。

一枝 様:夫は山鹿さんと仕事のお打ち合わせの他に、食事も何度か共にしており、その様子が非常に楽しそうに見えました。先日の川越祭りにも山鹿さんと一緒に行っていました。その様子を見ていて、夫はM&Aコンサルタントとして、だけではなくひとりの人間として「山鹿さんを信頼した」ことで、無事にM&Aが成立したと思っています。

では、お相手の企業さまに対しての希望条件はなかったのですね。

鈴木 様:当初は廃業を検討していたこともあり、希望の条件はありませんでした。また、正直な話、お相手が見つける事は難しいと考えていましたし、会社を譲渡する難しさや、責任も感じていたので、M&Aが実現しないほうが気持ちは楽になるかも、と思う気持ちもありました。

具体的には、引き継ぎという部分で難しくなることが予想できました。「産業廃棄物の収集運搬業」や「解体業」は県庁に届け出て番号を発行してもらえば可能です。ただ、「建設業の許可」の引き継ぎというのは会社だけの話では無く、私個人が担っていた経営管理責任者や専任技術者も引き継ぐ必要があったので、次の会社さんがすぐにできるというものではないのです。そういう点でも、お相手を見つける事は難しいだろうなと感じていました。

株式会社由貴工務店を選ばれた決め手はどこにありましたか。

鈴木 様:山鹿さんと東京ドームで一緒に野球を観戦した後に、会話しながら決めました。買手候補としてトップ面談をした企業さんから提示された条件について山鹿さんに整理してもらったので、特に迷うことはありませんでしたね。それらを踏まえて、由貴工務店さんにお願いしたい旨を山鹿さんに伝えたところ、当社に合っていると言ってくれました。

一枝 様:由貴工務店さんの小林社長は人柄も良く、とても素敵な方でした。話し方も柔らかく、トークが上手な印象があります。まっすぐに意見を述べるタイプである夫と、物腰柔らかく傾聴に長けた小林社長の相性が非常に良く見えましたので、由貴工務店さんがお相手で本当に良かったと感じています。

今後に向けて、由貴工務店様の小林社長とはどのようなお話をされていますか。

鈴木 様:当社も由貴工務店さんも共通する課題として、人手不足があげられます。採用を進めたいと検討はしてきましたが、昔のように新聞広告やチラシで募集をして若い人材が集まってくるわけではなく、自社採用ページの用意や転職サイトでの求人掲載も必要になってきます。

ただ、私は自社ホームページを用意していないことからも分かる通り、あまりWebというものに長けているわけではありません。そういった部分では由貴工務店さんは私より詳しいと思いますので、由貴工務店さんの力をお借りしながら、人材確保に向けた準備は大至急進めていくつもりです。

山鹿さん以外であれば、M&Aを選択することは絶対になかった

M&Aロイヤルアドバイザリーのコンサルタントはいかがでしたか。

鈴木 様:情熱的であり、オーナーの気持ちに寄り添える、優秀なコンサルタントだと思います。山鹿さんは終始、私たちだけでなく、従業員のことも考えながら提案してくれました。ただ、私個人としては仕事面での信頼は勿論、可愛い青年に映りました。打ち合わせ後に、「ご飯に行こうか」といった形で何度も食事を共にし、気が付いたらM&Aをしていたというのが本音ですね。仕事だけの付き合いではありません。山鹿さん以外であればM&Aを進めることは絶対にありませんでした。

山鹿さんも忙しいとは思いますが、いつも「是非、お願いします」と言って来てくれます。そういう人間を私は好きなのです。

一枝 様:山鹿さんはご長男とのことですが、普段は愛嬌があって可愛い末っ子みたいな性格でした。一方で仕事面では長男らしく夫や会社のことを第一に考えて常にリードしてくれたことに感謝しています。また、小林社長と同じように山鹿さんも耳を傾けることに長けていますので、夫との相性が良かったと思います。この度はM&Aをサポートいただき、本当に感謝しております。

山鹿(担当コンサルタント):初めてお会いした7月7日、七夕の日のことは今でも覚えています。大変恐縮ですが、初めてお話しした際に社長と私は相性が良いと感じていましたし、時間が経つにつれ、M&Aコンサルタントとしてだけでなく、ひとりの人間としても、私を信頼してくれていると勝手ながら思っていました。

だからこそ、私は鈴木社長や一枝さん、従業員の皆様の幸せを最優先に考えた際に、数ある選択肢のなかから「M&Aがベストだ」という強い確信とともに提案いたしました。そして、私に会社の未来を託していただいたからには、「絶対に全員が幸せになるように」と強い覚悟と責任感を持ってご支援をさせていただきましたので、由貴工務店さんという素晴らしい会社様とのM&Aをお手伝いできて、私としても安堵しております。

仕事というものは支え合い。信頼関係の大切さはこれからも

将来、会社も変化していくなかで残したいものはありますか。

鈴木 様:特にありませんが、少なくとも私がやってきたやり方というのは、どんな仕事でも簡単に断らずに、自分にできることであれば「分かりました、お受けします」という形で受けてきました。どうしても電話で直接頼まれると弱いのです。振り回されている現場の職人たちは、本当によくやってくれています。

ただ、こうして仕事を受け、困っているときに支え合ってきたことで、仕事に困ることはなくここまで来ることができたと考えています。信頼関係を築いてきたからこそ、何かあれば電話をくれるのです。やはり仕事というものはこうあるべきかと思いますので、引き続き、そこは大切にしてもらえたら嬉しいですね。

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